中間ストーリー2 敗戦

BGM:魔王魂「rock20」

正男:この・・・・このぉぉ!!!





ハッチの猛攻に対抗できない正男。


それに対しハッチは、確実に正男を追いつめていた。





ハッチ:貴様が俺に勝てるのかよ?無属性のカスが。


正男:たとえカスだろうと、悪の手先には絶対に負けないぞ!


ハッチ:ふん、勝ってもないのにバカな事を言いよって。完璧に狂ってるな。


正男:狂ってるのはお前のほうだ!!ドリルパワー全開、ハイパーショット発射!!








ハッチの挑発に見事に乗った正男。怒りに身を任せ、武器の威力を最大にする。








しかしそれは読まれていた。ハッチが指をはじく。








ハッチ:ライトニング・バリスティング















バチッッ
















突然ドリルの回転が止まる。








正男:!!!!!!!





沙紀:正男!大丈夫?!


ハッチ:これで武器はなくなった。ライトニング・プロミネンス





ハッチの体から電撃が噴き上がる。




ザトシ:隊員たち!狙いを定めて撃ちまくれ!!!!相殺するぞ!








しかし、身を守るものがない正男は、電撃をもろに喰らってしまった。




そこへハッチが止めを刺そうとする。








ハッチ:ライトニング・バリスティング















バチッッ
















正男:ヴッ(倒れる)







沙希・ザトシ:正男!!!!!








戦闘救助隊側の動きが一瞬止まった。。








ハッチ:バカな奴らだ。身の程知らずめぇ!!ギャハハハハハハハハ




ザトシ:このやろう!!ウィンド・プラズマキャノン!!





ザトシの属性銃から、風のプラズマ砲が飛び出す。




ゲラゲラと笑い狂っていたハッチは、油断しすぎて見事に吹っ飛んだ。





ザトシ:ざまぁ見やがれ!正男の仇を討つ!




ハッチ:貴様らに殺される程、俺は弱くない。
   ライトニング・シェイカー





電撃が飛び散り、その隙にハッチは逃げ去った。



沙希:正男、ちょっと大丈夫?!目を開けて!!






正男は動かなくなっていた。











病院に搬送された正男の意識はなくなり、生死の境をさまよっていた。




沙希:啓祐の次は正男だなんて・・・・・


ザトシ:大丈夫。あいつは簡単には死なないはずだ。


沙希:だって・・だって・・・もう嫌よ!!!(号泣)



沙希を必死で慰めるザトシ。そんな彼も、正男の死の予感を隠すことはできない。




ザトシ:(正男も啓祐も無属性だった。無力な者は真っ先にやられる。

     一般人も無抵抗で殺される。こんな戦いでいいのか?

     戦うのならば対等にやったほうがいいはずだ。なのにハッチは・・・!!!)



その時、病室の扉が開く。


医者:大変です!!早く来てください!!



ザトシ:まさか・・・危篤なのか?!

医者:違うんです!!とにかく早く!!

部屋の中へ入ると、ベッドの正男にとんでもない変化が現れていた。


なんと、彼の体が白い光で覆われていたのだ。


ザトシ:こ、これはなんだ??

沙希:この光、いつ出たのよ?

医者:たった今です。そちらのお嬢さんが泣き始めた瞬間、突然輝き始めて・・・。

沙希:もしかして、「俺はまだ死なないぞ」って言いたいのかしら?








そのとき、正男が突然起き上がった。







正男:腹が減った。ここはどこ?私は誰?



医者・沙希・ザトシ:えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!



正男:ん!ザトシ!沙希!やぁ、おはよう。




ザトシ:正男・・・・・いい加減に目を覚ませ!!!




正男:ゴハァァァァァ(つ・∀・):・'.::・Σ====Σ≡つ)゚Д゚):∵:





ザトシ:1-5の復讐、成功!!!


沙希:ちょっと、可哀想でしょ!!何やってるのよ!!




ザトシ:ゴハゴハァァァ(つ・∀・):・'.::・Σ====Σ≡つ)゚Д゚):∵:





正男:ゴハッ。おいっ、何殴り合いしてんだよ。


ザトシ・沙希:原因はあんただ!(怒)


正男:OTL。だが、殴るこたぁないだろ(怒)











けんかを始めた3人。次の瞬間、全員が吹き飛んだ。
















管理人:いい加減にしなさい。ダーク・エスパルス・ラッシュ
















管理人の攻撃だった。














管理人:まったく。2ヶ月間留守にしてたらこんな騒ぎになるとは。


正男:管理人、ストーリー内と現実世界では時間の流れは違う。しかも、ここでどうして攻撃してくる!!


管理人:預かり物を渡すためだ。正男、受け取れ!!


管理人が何かを投げる。それを正男が反射的に掴み取った瞬間、まばゆい光がほとばしった。


管理人:邪魔して悪かったな。だがそいつがストーリーのキーアイテム。ちゃんと持ってろよ。


ザトシ:ネタばれしていいんかい!?


管理人:諸事情につき、わざとこういう展開にした。では。




管理人退場。




正男:なんだ?これ。


沙希:どうみても剣ね。でも刃の輝き方がすごいわ。


ザトシ:待てよ?こいつは・・・!!!




突然ザトシの体がのけぞる。




ザトシ:正男、その剣の刃に文字が刻まれてないか?確認してくれ。




正男:『誠光神剣』って書いてあるぞ。




ザトシ:やはり・・・・五大妖術剣。どうして管理人が持ってるんだ?













五大妖術剣。それは、この世界に存在する最も強い属性に対して、一つずつ存在する伝説の剣。



だが実際は、伝説ではなく実在している。



五大妖術とは、の事である。





少し話が飛ぶが、どこぞの「黄金の国」と呼ばれた現在借金だらけのある国にも、『五行』と呼ばれるものがあった。



それは、火・水・土・木・金。それらが関係しあってさまざまな事が起こってるのだと説明された(はずだよね?違う?)





この世界、登龍伝の世界では、2行上の5つを五大妖術と呼ぶ。



そしてそれぞれに対応する剣は・・・












炎属性・・煉炎神剣



光属性・・誠光神剣



水属性・・麗水神剣



風属性・・迅嵐神剣



闇属性・・烈闇神剣












以上、五大妖術剣である。それぞれの剣には、それぞれの名が刻まれている。



またそれぞれの五大妖術剣に触れることができるのは、その剣と同じ属性を持っていること。



そして持ち主の心が闇に染まってないことである。



平和的な利用をしてくれる者に対して、剣は心を開き、持ち主をマスターと認める。



もしもその条件に一つでも反したら、剣に触れただけで灰と化す。





正男が手にした剣、誠光神剣がなぜここに持ってこられたのか。 理由を明かしてしまおう。 それは、正男の武器(ドリルつき銃)が壊れた事、そしてたまたま病院の近くに剣が埋められていたからである。 可哀想に思った誰かが(ヲイ)管理人にそれを託したのでしたっと。 適当な展開ですみませんOTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTL













正男:この剣を俺が持っていられる・・。ってことは?



沙希:正男が光属性を得たってことね。



ザトシ:何故だ?ハッチの攻撃ごときで属性力が芽生えるのか?



正男:もしかしたらそういうこともあるのかもしれない。電気属性は光属性に含まれるだろ?一応。



沙希:どっちかといえば雷よ。でも雷属性ってのは別にあるから、あえて電気属性っていうことにしたんじゃない?



ザトシ:うちにも雷属性が一人いるからな。トレイドだよ。



正男:うぅ、しかし体中がまだ痛む。属性力を手に入れたのならば、訓練しなきゃいけないのに。



ザトシ:ゆっくり休め。だいたい治ったら本部へ帰ろう。



沙希:でも、何故正男が光属性を手にしたのでしょうね。



ザトシ:はて?何か忘れてる気が。



沙希:はい?















だが、3人は知らなかった。







ハッチともう二人の人物は、既に次の破壊計画を開始していたのだ!



次のターゲットは、戦闘救助隊本部&ウォータータウン。



2か所を同時に侵攻するのだった。







だが、彼らはこれで過ちを犯すこととなる。







戦闘救助隊には、まだトレイド・浩二が隊員たちと共に残っている。



彼らがタッグを組むと、正男・ザトシ・沙希よりも強い力を持つのである。



そしてウォータータウン。ここに暮らす者たちの中に、他よりも優れた属性力を持つ者がいた。



その者たちが怒りに燃えた時、その力は相当の破壊力を誇る。そして時に暴走するのだ。







二つの侵攻先で彼らはどんな闘い方をするのか。



そして、正男たちは本部へ帰る。無事に帰れるのか。











ここまでは本番ではない。ここからが本番なのだ。



To be continued...